学生と面談していて「え、上場してるベンチャーってあるんですか?」とよく言われるんですが、結構ありますよね?
バリ活 向山
バリ活 酒井
はい、特にITベンチャーは上場している企業が多いですね。
ベンチャーならではの「成長性」に加えて、上場ベンチャーは「基盤」もあっていいとこ取りですよね!
ということで、今回は「上場ベンチャー」がテーマです!
バリ活 向山
「東証一部上場」と「マザーズ上場」の違いは?
「東証一部」と「マザーズ」ってよく聞きますよね。全然違うものなんでしょうか?
バリ活 向山
バリ活 酒井
「マザーズ」は略さずに言うと「東証マザーズ」で、実は「東証一部」と同じく東京証券取引所が開設したものです。
違いは、マザーズが「新興企業向け」の株式市場という点ですね。
どちらも東証だけど、マザーズは「新興企業向け」というところがポイントなんですね!
バリ活 向山
バリ活 酒井
昔は上場といえば創業何十年もかけて行うものでした。けれど、マザーズが1999年に開設されてからは、創業たった数年で上場する急成長ベンチャーも出てくるようになりました。
マザーズは「成長性」によりウェイトを置いている株式市場なんですね!
バリ活 向山
バリ活 酒井
「成長性」が期待されているので、マザーズ上場はITベンチャーが結構多いですね。
なるほど、上場ベンチャーは「成長性」が注目されていて、当然「基盤」もあるでしょうから、就活生にとってかなりおいしいですね(笑)
バリ活 向山
バリ活 酒井
まさに大手・ベンチャーの「いいとこ取り」ですね!
では、就活生がそのベンチャーが上場しているかどうかを知るにはどうしたらいいでしょうか?
バリ活 向山
バリ活 酒井
その会社のサイトを見れば、上場企業には「IR」というページがあるのでそれで判断できます。
「IR」って、サイトで「採用情報」の隣によくあるアレですよね!
次は、就活生が「IR」をどう見ればいいか聞いていきたいと思います。
バリ活 向山
IRで上場ベンチャーの「リアル」を読み解く
「IR」は「Investor Relations(インベスター・リレーションズ)」の略称で、株主向けの情報提供ですよね。
社会人の私が読んでも、難しいなって思っちゃいます。。
バリ活 向山
バリ活 酒井
株主向けの資料なので、BSやPLなど財務の話が中心になります。そこは専門的に勉強していないとなかなか読み取れないですよね。
そこで、多くの就活生には財務の話はすっ飛ばして、「今後何に力をいれていくのか」が書かれている部分に注目して読むことをオススメします。
あ、財務の話をすっ飛ばしていいなら何とかなりそうな気がします!
バリ活 向山
バリ活 酒井
当たり前ですが、採用シーンでは企業は大風呂敷を広げる傾向にあります。特にベンチャーは「夢」を語りますよね。
確かに、ITベンチャーの採用は実現したい世界観が打ち出しになることが多く、まさに「夢」が採用の武器になってますね。
バリ活 向山
バリ活 酒井
一方で、IRは「夢」ではなく「現実」を語っていると言っていいでしょう。株主向けに発表したことは、企業は実現しなければなりません。
だからこそ、就活生には「今後何に力を入れ、何年でどこまでを目指すのか」に注目して読んでほしいのです。
なるほど、IR資料だとその企業の「リアル」な方針が分かるんですね!
バリ活 向山
IR資料を読み解くケーススタディ
バリ活 酒井
ではケーススタディとして、上場ベンチャーV社のIR資料を見てみましょうか。
ポイントは「今後何に力をいれていくのか」を掴むことでしたよね!
バリ活 向山
バリ活 酒井
まず①の部分。ここで何に力を入れようとしているのか、はっきりと分かります。
バリ活 酒井
それから②の部分。2年間でその注力事業を約4倍(!)に伸ばす計画のようです。
おー!「何に力を入れ、何年でどこまでを目指すのか」がクリアに書かれていますね。私にも読み取れる気がしてきました(笑)
バリ活 向山
バリ活 酒井
「今後何に力を入れていくか」といった情報は、IRの中でも「決算説明資料」に載っていることが多いです。
四半期ごとに発表されているものですね!
バリ活 向山
バリ活 酒井
そうですね。ただ、就活生は四半期のものではなく、年に1度の「通期」決算説明資料を見ればいいと思います。通期の資料の方が、今後の目標などまとめていることが多いので。
IR資料を読む就活生は少ないからこそ、他の学生と差がつきそうですね!
バリ活 向山
バリ活 酒井
まさにそうですね。たとえば、IR資料をもとに面接での質問を準備するなどはかなりオススメです!
皆さん、ぜひトライしてみてください!
バリ活 向山
記事のまとめ
- マザーズは、新興企業向けで「成長性」が重視される株式市場
- 上場ベンチャーは、「成長性」も「基盤」もある大手・ベンチャーのいいとこ取り
- リアルを知るため、IR資料で「今後何に力をいれていくのか」を掴むのがオススメ